SAQトレーニングをご存じだろうか。
Speed(スピード)
:重心移動の速さ
Agility(アジリティ)
:運動時に身体をコントロールする能力
Quickness(クイックネス)
:刺激に反応して速く動き出す能力
の頭文字をとった、ラダーとかコーンとか低いハードルとかを使ったトレーニングだ。
※日本SAQ協会HPより
サッカー選手がウォーミングアップのときにやっているのを見たことがあると思うが、あの種のトレーニングのことだ。
最近、このSAQトレーニングが、猛烈に気になっているんですよね。
こちらの論文。
"Improvement in Running Economy After 6 Weeks of Plyometric Training"
そこそこ高度にトレーニングを積んでいた長距離競技のランナーが、6週間のプライオメトリクストレーニングで、ランニングエコノミーが良くなったという報告だ。
プライオメトリクストレーニングとは、ジャンプ系のトレーニングで、瞬発的な力を鍛えるトレーニングだ。
論文内では、普通のジャンプ、片足ジャンプ、スプリットスクワットジャンプなどが取り入れられていた。
縄跳びなんかもその手のトレーニングになるだろう。
そして、残念ながら解散してしまったナイキオレゴンプロジェクト所属していたGalen Rupp(ゲーレン・ラップ)選手のトレーニング動画。
www.youtube.com
50秒あたりの動画にあるが、すげー素早い動きでラダートレーニングをこなしている。
さらには、月間陸上競技のYoutubeチャンネルで紹介されている陸上強豪校の練習。
www.youtube.com
こちらは、神奈川県港北区の大綱中学校の練習の動画だ。
大綱中学校は、2019年11月に行われた神奈川県中学校駅伝大会で初優勝を果たした。
ちっちゃいハードルやラダーを使ったトレーニングを基礎練習として行っているという。
走る動作は、ジャンプの繰り返しだ。
走動作中、足が着地する前に筋肉に力が入るのだが、速い人は、遅い人と比べて、より早いタイミングで足の筋肉に力が入るらしい。
着地する事前に脚全体のバネを固くして、脚のバネをより効率的に使うことで、速く走れるのだろう。
このジャンプをより効率的に行えるようになる練習。
それが、素早い脚の動作するための神経系のトレーニングができる、
SAQトレーニング
なんじゃないかなぁと。
SAQトレーニングが持久走の向上に寄与したという論文は見つからなかった。
※SAQトレーニングが敏捷性を向上させるという論文は、数多くある。
※例えばこちら。
だが、SAQトレーニングは、プライオメトリクストレーニングの代わりになるだろうし、脚を思い通りに動かすための神経系のトレーニングになるだろうから、マラソンの走力向上に寄与するはずだ。
「SAQトレーニングで、マラソンは速くなる(はず)」
そう信じている。
SAQトレーニングがどんなものなのかは、ググって調べてみて欲しい。
ということで、最近は、縄跳びやったり、エアラダートレーニングをやっている。
ラダー自体は、1000円程度から売っているので買ってしまいたい衝動にかられているが、
近所の公園でこんなのを広げた日には、街中に噂が広がってしまい、
「港南区に住む本気のおっさん」
のレッテルを貼られる可能性があるので、少々二の足を踏んでいる。
こんなラダーを公園に広げて、
「次、カリオカやるよ!」
とか言ったりしてたら、なんだか沖縄の正装な香りがただよい、オシャレな感じがするけど。
プライオメトリクスを高めるためのエアSAQトレーニングを開始し、
強い体幹を作るためのヨガを継続中、
実際にスピードを出して走る、坂道トレーニングも継続中だ。
脚の神経系と筋力を向上させ、体幹を強化することで、ランニングエコノミーを向上させ、スピードを出す実践をする。
我ながら完璧だ。
ちなみにヨガでは、腸腰筋や内転筋に効きそうな以下のポーズを取り入れている。
・ランジ
・ランジツイスト
・三日月のポーズ
・戦士のポーズ(1、2、3)
・トリコナーサナ
・ウッティタパールシュバコナーサナ
・鷲のポーズ
・椅子のポーズ
・片手サイドプランク
あとは、右ひざが完治したら、20km走を中心としたペース走で、長い距離を走れば良いだけだ。
さぁ、気合い入れていこう。
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