非言語コミュニケーションの重要性を語る際に頻出する法則、
「メラビアンの法則」
対面のコミュニケーションを行った場合、
相手が受け取る印象の寄与率は、
言語情報が7%
聴覚情報が38%
視覚情報が55%
と言われている。
同じ、
「ありがとうございます。」
という言葉(言語情報)を発したとしても、
その声のトーンやイントネーション
(聴覚情報)、
身振り手振り、服装、顔つき、表情
(視覚情報)、
にかなり引っ張られて、「ありがとうございます」の受け取られ方が変わってしまうのだ。
言葉や文字だけでは、表現できない情報にこそ、対人コミュニケーションの本質が隠されている。
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数日前に、mizoreさんのブログにこんなことが書かれていた。
あー、気持ちよく走ったあとに、
リアル飲みに行きたいなあ。。。
「あ、俺もっす。」
って思って、速攻でコメントさせて頂いた。
近々、ぬまっちさんご用達&全力中年の超絶地元の、上大岡は「佐野金」で飲むので、その場にお誘いしようと。
したらば、
「明日、横須賀の方の山を走った後に、佐野金で飲むので、来ませんか?」
と、逆にお誘いを頂いた。
mizoreさんは、楓子が小脳炎になったときに、ご自身のご家族も脳炎になれたお話をして下さって、すごく親身にご心配いただいて。
だから、感謝の気持ちを伝えたくて。
ということで、凸、決定。
当日。
関東地方は、この冬一番の冷え込みに加えて、雨。
「この天気で、山なんか走るのかな?」
フィンランドの企業と久々の英語での打ち合わせで、プレゼンして、疲弊した頭ん中で、不安に思っていた。
「佐野金に着きました。」
のメッセージを打ち合わせ中に受信し、打合せ後に、ターサージールTENKAを履いて、ダッシュで佐野金へ。
在宅でぬくぬく仕事していて、全く気付かなかったけども、
外界は、凍てつくような寒さで。
マスクを装着しながら走ると息苦しい、という感覚を久々に味わい。
やっぱ、リアル飲みはワクワクするよね!って感じながら、自然に脚が動いて、アンダーキロ4で佐野金に向かった。
到着すると、こんな感じになっていて。
久方ぶりの、mizoreさん。
リアル飲み初めましての、こゆみさん。
「今日はどんくらい走ったんですか?」
と聞くと、
「逗子からスタートして、30kmくらいかな。」
と。
せいぜい15kmくらいだろうと思っていて質問したので、度肝を抜かれた。
そうだ。
そうだった。
このお2人、山の猛者なんだよ。
当時、自分が走力マキシマムだったのに、ご一緒した「宮ヶ瀬トレイルレース」では、登り坂で疲れ果てて切り株に座っていたら、mizoreさんに笑顔で抜かれたんだった。
こゆみさんは、港南健康ランニング大会で選抜された駅伝メンバーだったし、歩荷駅伝にも出場されていたんだった。
さらに、こゆみさんは、次回のUTMFに出場予定とおっしゃっていた。
そんなお2人は、愛すべき山の変体「原パンさん」を師匠と崇めている。
しばらくお話していると、佐野金の社長も会話にまじってくださって。
NorthFaceのオシャレなウインドブレーカーを着た社長は、
「これから運動しにルネサンスに行く」
と。
さらに、mizoreさんとこゆみさんと社長で、
「次のあの山、ダブルで参加します?それともシングル?」
と、フィンランド人の英語よりも難解な外国語でしゃべり始めて。
翻訳いただいたところ、12月の週末に、
往復走って6時間かかる山を1回登り下りする(シングル)か、
2回登り下りする(ダブル)か、
ということだったらしい。
「全力さんも一緒に走りましょうよっ!」
「いやいやいや、無理っす。」
「一応、検討します。。。」
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楓子の現状。
mizoreさんのご親族が今では、すっかり普通に生活していること。
お2人のお仕事のご様子。
こゆみさんは、中学生の頃スピードスケートをしていて、送り迎えしたお父様もスピードスケートにハマって、シニアの大会なんか出ちゃうくらいになった話。
そのお父様は、80歳を越えても、トレイルを走って山を越えているっていう話。
そんなお父さんが大好きすぎて、旦那様が嫉妬している話。
mizoreさんがGPSウォッチ付けていて、あれ?って思ったら、原パンさんから譲り受けたとか。
全力さんは、理系ぽいし、娘がいるぽい的な話。
ご飯食べたり、お酒飲む以外の時間は、マスク付けながらの「マスク会食」だった件。
リアルなコミュニケーションは、やはり楽しい。
その声、その表情、しぐさ、そこから感じられる、楽しさ。
ブログに書いてみたのものの、その時の、あの楽しさはなかなか伝えきれない。
後に送られてきた、この写真を見て、マスクをしてもなお、こぼれ出るような楽しさは、なかなか文字だけでは表現できないな、と感じた。
少しずつ、前へ。
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