2010年頃から、徐々に人気のアクティビティとなってきている「トレイルランニング」。
トレイルランニング界のレジェンド鏑木毅さんがプロデュースするUTMFが2012年に初回開催され、ますます人気は高まっているようだ。
2013年頃、俺がランニングを始めて最初に出場したレースは、トレイルレースだった。
大自然の中を、五感を研ぎ澄まして走る爽快感に魅了され、トレイルランニングの魅力にハマっていった。
トレイルランニングを主戦場にしているランナーには、魅力的な方が多いこともハマっていった理由の一つだ。
鏑木毅さん、石川弘樹さん、山本健一さん、横山峰弘さん、奥宮俊祐さん、相馬剛さんなど。
※相馬剛さんは、2014年にマッターホルンで遭難されて、4年後に遺体が発見されました。
ご冥福をお祈りいたします。
だた、「トレイルランニング」が流行り始めた2010年頃から、登山を楽しむ方やハイキングを楽しむ方との軋轢が増してきたらしい。
「トレイルランニングは危険だ」
「トレイルランニングは、登山道や植生を壊す」
と言った声が上がり始めたとのことだ。
新しくものごとが流行り始める黎明期には、この手の軋轢は良くあることだと思う。
このあたりの現状については、2018年に発表されて、2019年に日本森林学会誌論文賞を受賞している以下の論文にしっかりまとまっている。
「日本におけるトレイルランニングの林地利用の現状と動向 –コンフリクトの表面化とランナーの対応–」
でも、
「思いっきりトレイルランニングを楽しみたいっす!!」
って思うじゃないですか。
そんな方は、こちらの
をご一読いただきたい。
こちらは、トレイルランナーズ協会という、トレイルランニングを愛する者たちが、トレイルランニングの普及と発展を目指している団体が作成したガイドラインだ。
JTRA|日本トレイルランナーズ協会
トレイルランナーズ協会の会長は、なんとご存知のレジェンド、
鏑木毅さん
副会長は、プロトレイルランナーのパイオニア、
石川弘樹さん
俺が、ついついパタゴニアの服を買ってしまうのは、石川弘樹さんの影響が大きい。
さらにメンバーには、女性向けトレランイベントなどを企画する「アドベンチャーディバス」の代表、
北村ポーリンさん
などなど、トレイルランニングを愛している方々が役員をやられている団体だ。
このガイドライン、あまりに素敵なので、こちらでも紹介させていただきたい。
トレイルランニングを安全に楽しむための、
10個の項目および必要な装備についてのガイドラインとなっている。
TRAIL RUNNING SAFETY&MANNERS GUIDE
トレイルランニング 安全・マナーガイド
「トレイルランニング」は、山道(トレイル)を自分の気持ちのいいリズムで走り、自然と一体となって楽しむスポーツです。
トレイルランニングも登山やハイキングと同様に、植物や動物など自然の素晴らしさを楽しむという気持ちはまったく同じです。
山を楽しく安全に走るためには技術や知識が必要です。
同時に一歩でも自然の中に踏み込めば、守らなければならないこともあります。
ルールとマナーを守ってトレイルランニングを楽しみましょう。
01.自然に敬意を払って行動しましょう。
02.安全第一。計画をしっかり立て、十分な準備を整えてから山に入りましょう。
03.トレイルは譲り合いましょう。
04.すれ違い・追い越しは、必ず歩いて。
05.集団で走るときは、周りに気を配りましょう。
06.トレイルから外れないようにしましょう。
07.ゴミは全て持ち帰りましょう。
08.動植物を大切にしましょう。
09.トイレは極力所定の場所ですませましょう。使った紙は持ち帰りましょう。
10.あいさつをしよう。
※トレイルランナーズ協会「トレイルランニング 安全・マナーガイド」より
多くの項目は、登山、ハイキングも含めて、山をみんなで楽しむためには大事なマナーだと感じた。
さぁ、ルールとマナーを守って、山を思う存分、楽しんじゃうぞ!
いつもありがとうございます!ポチっとお願いします!
にほんブログ村