ブログを書き始めて、2年と10か月ほどが経とうとしている。
もともとはランニングのブログだった。
「速く走るための『いろは』を論文から得て、それを書いてみよう」
なんて考えていた。
英語の論文を紹介したりしていたからだろう。
「全力さんって、もっと頭が固い感じの方だと思っていました。」
なんて、よく言われていた気がする。
今はもう走っていない。
そして、完全なる雑記ブログになった。
2年10か月。
この間、人様が書いたブログも、相当な数、読ませて頂いた。
文章を書き、人様の文章を読み。
それを2年10か月続けて、感じたことを書いてみたいと思う。
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当時、俺が、
「頭が固そう。」
と思われていたことが、まさに直結すると思うのだけど、
「ブログは、その人の人格を想起させる。」
ということだ。
まぁ、そうだろう。
日々の出来事を綴るブログには、
その人の日々の生活、好きなこと、たまには好きではないこと、その人だからこその視点、そんなことが表現されている。
中でも、「その人だからこその視点」は、まさに人それぞれで。
同じイベントに参加して、同じ経験をしたとしても、全然違う形で表現されていたりして、だからこその面白さが、ブログにはある。
そう。
ブログからは、その人自身の人格を感じられるのだ。
2年10か月も続けていると、ブログを書いている方とお会いする機会も多くなり、多くの方とお会いしたり、一緒にお酒を飲ませていただいたりした。
ブログを書くこと。
リアルな場面でトークをすること。
「自分を表現する」という点は、同じで。
でも、リアルな場面では、トークならではの瞬発力が必要となる。
ブログは、推敲した上で表現できるが、
リアルなトークは、瞬間的な反射神経というのか、獣のカンというのか、リアルタイムな筋肉が、うまく表現するうえで重要な役割を果たす。
だから、
「ブログは面白いけど、リアルではそれほどでもない。」
みたいな方はいらっしゃる。
でも、
「リアルでは面白いけど、ブログはそれほどでもない。」
という方はほぼいない気がする。
リアルに面白い方は、
お会いしたときに感じる、
表情、ちょっとした立ち振る舞いやしぐさ、声色、しゃべり方だったり、題材にするネタ、そして切り返し方。
そのすべてに、何かしらの趣を感じる。
そして、それが、ブログの文章にも表現されている。
ブログの表現に巧みさを感じる方は、その方の発するそのすべてに、これまでの経験や頭を使って考えたことの厚みを感じるのだ。
リアルな場面で、そんな厚みを感じられると、その人の心の奥に触れられたような、裸で抱き合ったかのような、そんな感覚にも似たような感触を得られる。
「ブログは面白いけど、リアルではそれほどでもない」
そんなことを感じてしまう方は、自分がまだその方と仲良くなり切れていないからなのかもしれない。
もしかしたら、リアルな対面のコミュニケーションが苦手、って方もいらしゃるかもしれないが。。。
自分は、まだ仲良くなり切れていないから、そのすべてを表現してもらえていないのかもしれない。
ブログが面白くて大好きで、毎日のように読ませて頂いている方は、何人かいらっしゃるのだけど。
そして、新しい価値観を自分に注ぎ込んでくれているそんな方は、何人かいらっしゃるのだけど。
そんな方とは、リアルにお会いして、バッチバチの刺激を受けたいな、なんて思うんです。
そして、自分自身も人間としての厚みを。
今は、1ミリくらいしかないかもしれない厚みを、もっともっと。
「コミュニケーション能力」
とか言われている、抽象的な能力を。
もっともっと高くして、豊かな人生を歩んでいきたいな。
少しずつ、前へ。
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