3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

父親を思い出した朝。

うちの父親は、思いっきり屁をこいていた。

「男なら、屁も男らしくこくんだ。」

そんなことを言っていた。


俺が大きな音の屁をこくと、

「男らしい、いい屁だな。」

と、ほめられた。


前日に飲み会で焼き肉なんかを食って帰ってきた父親がこく屁は強烈で、俺たち家族は、結構迷惑だと感じていた。



うちの父親は、

「男なら、、、、」

みたいな、そんなまくら言葉をよく使っていた。


「男なら泣くんじゃない。泣いていいのは両親が死んだときだけだ。」

とか

「男なら喧嘩で負けるんじゃない。やられたらやり返せ。」

とか

「男なら勉強でも運動でも一番取ってこい。俺は勉強はできなかったけど、運動では一番だったぞ。」

とか


「いやいやいやいや」とか思いながらも、そんな父の教育は、どっかで俺の血となり肉となっていると思う。


自分の子どもに対する教育は、どうしても両親からの教育の影響を受ける気がしている。


うちは3人娘だ。

だから、「男なら、、、」と言う感じでの物言いは誰も共感してくれない。


ただ、父が言っていたことと同じようなことは、娘たちにも言っている。


「泣くんじゃない。泣いたって何も解決しないぞ。」

とか

「言われて悔しかったら、その場で言い返すんだ。パパやママに言っても愚痴にしかならないぞ。」

とか

「なんでも一番を取りに行く気で頑張ってみなさい。そうすれば、自分は何が得意で何が不得意なのか見えてくるから。」

とか



ある朝。

長女は、充電用のケーブルにスマホを繋いだ状態で、スマホをいじっていた。

そして、

「ばふっ!!」

と、結構大きな音で気合の入った屁をこいた。


長女は、何事もなかったかのようにスマホをいじくっている。


俺は、とっさに言ってしまった。


「すごく良いオナラだな。」


長女は、無視をした。


俺は、もう一度言った。


「すごく良いオナラだな。」


もう一度、無視をされた。



そんな朝。

父親のことを思い出した朝。




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