3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

ランニングエコノミー向上のためのシューズ選び。

ランナーにとって、唯一であり最大の武器、それは、

「ランニングシューズ」


そのランニングシューズ、どのようなものを選べば良いのか、迷うことも多い。

今日は、その一つの指針になる論文を紹介したいと思う。


"The Effect of Footwear on Running Performance and Running Economy in Distance Runners"

訳すと、「長距離走のランニングパフォーマンスとランニングエコノミー向上における効果的なシューズ」という感じだ。

論文の概要

2014年の11月に公開された、比較的新しい論文だ。


2014年の4月までに公開された論文や記事のうち、

・シューズの重さ
・クッション
・モーションコントロール(ソールの内側と外側で硬さを変えたりしているもの)
・縦方向の曲げのかたさ
・ミッドソールの柔らかさ
・ドロップの高さ
・安定性

などのシューズの機能特性と、ランニングパフォーマンスもしくはランニングエコノミーとの関係を考察しているものを抽出し、まとめ上げた論文だ。


抽出した論文は、33の論文だ。

33の論文の内容をまとめて、統計学的に、ランニングシューズのどのような機能特性が、ランニングパフォーマンス向上に寄与するのかを論じている。

ランニングエコノミーおよびランニングパフォーマンス向上に寄与するシューズの特性

統計的には、以下のようなシューズが、ランニングエコノミー向上に寄与しているという結果だった。

※SMD(standardised mean difference)は、2者間の平均の差を意味しており、この数値が大きいほど、2者間の差が大きいことを意味する。

かたいソールのシューズ
 →些細な効果(SMD:0.12)

クッションのあるシューズ
 →小さい効果(SMD:0.37)

ミニマリストシューズ
 →大きな効果(SMD:0.79)


ミニマリストシューズとは、シューズの重さを最小限にして、最小限の機能を提供するシューズで、「ビブラムファイブフィンガーズ」などの薄底シューズである。


また、この論文では、

「片足220g以下のシューズの方が、ランニングエコノミーが高い。220g以下になると、それ以上軽くしても軽さが寄与する効果は少ない。」

と述べられていた。


ちなみに、この論文では、シューズと怪我についての考察はされていない。
論文の結論の中で、「シューズと怪我との関係は、今後の課題」と記載されている。


ということは、
・片足220g以下
・そこそこソールが硬く(高反発)
・クッション性もあり
・薄底
のシューズ、が最強ということになる。

そんなシューズあるのだろうか?


ちなみに、俺が愛用している
アシックス ソーティマジックRP4は、

・片足160g
・ソールは硬く(超高反発)
・薄底
だが、「クッション性は皆無」だ。


まとめと考察

2014年の論文によると、

・片足220g以下
・そこそこソールが硬く(高反発)
・クッション性もあり
・薄底

が、ランニングエコノミー向上に良いシューズの条件だ。



しかし、ここ最近のマラソンの大会で多くの優勝者が履いているシューズは、「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」で、厚底シューズだ。

新しい理論が提唱されているのかもしれない。

だが、「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」も、重さは28cmで約180g。

・片足180g
・ソールは軽量カーボンファイバー製プレートで反発力を保持
・クッション性高い
(でも厚底)
という、ランニングエコノミー向上にとって良いシューズの条件の3つをクリアしていると言える。



シューズ選びは、非常に難しい。

走力、着地方法、プロネーション、走行距離、走る路面など、人それぞれの条件に合わせた最適なシューズがあると考えられる。

今回の論文で、得られた一つの指針としては、
「片足220g以下のシューズが良い」
ということだと思う。
220g以下であれば、軽すぎても効果は少ない。


シューズ選びは、奥が深い。

この論文も一つの参考として、皆さんもご自身にあった最高のシューズを見つけ出していただきたい。


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