今、中学1年生の三女の璃子は、とくにかく本が好きだ。
小学生の時は、学校まで徒歩5分くらいなのだが、
本を読みながら通学するというくらい。
そんな三女に、俺が持っている本を色々薦めたところ、
もっともハマったのが「ドランゴンボール」だった。
俺の部屋の本棚にあったドラゴンボールの漫画は、
いつの間にか三女の部屋に移された。
自分が好きなことを娘も興味を持ってくれることの幸せよ。
~~~~
それ以降、俺は「ドラゴンボール芸人」と呼ばれている芸人の人生を追うようになった。
ドラゴンボール芸人とは、「ドラゴンボール」のキャラクターに扮して芸を披露する芸人たちのことを指す。
彼らはコスプレやものまね、ネタ披露などを通じて「ドラゴンボール」の世界を再現し、笑いや懐かしさを届けてくれる存在だ。
代表的な方は、
アイデンティティ(田島直弥)
:悟空の声真似を、野沢雅子のビジュアルまで完全再現して披露する、圧倒的知名度を誇るドラゴンボール芸人。
R藤本
:ベジータのコスプレで活動中。似ているかどうかはさておき、ツッコミと声真似のキレでファンを魅了する芸人。ジャムおじさんの声真似も得意。
BAN BAN BAN・山本正剛
:フリーザ様の声が激似な芸人。悪の帝王を徹底的に演じながらも、どこか愛嬌がにじみ出てしまう絶妙なバランスが魅力。
あたりだろうか。
ドラゴンボール世代の自分と同世代(正確にはは少し自分より若い方が多いが)の芸人が多く、
彼らのYouTube動画では、ちょいちょい彼らのこれまでの人生が垣間見れて、俺の琴線に触れることが多くある。
非常に安穏な気持ちになれる。
~~~~~
ここでは、俺が猛烈に心くすぐられた動画を紹介したい。
自称ベジータの「R藤本」と、
自称宇宙海賊の「ゴー☆ジャス」の2人が出演する動画で、
自称ベジータのR藤本が、ゴー☆ジャスから、抜き打ちの「ベジータテスト」をされる、
という、救いようがないくらい、しょーもない動画だ。
R藤本はベジータ。
ゴー☆ジャスは宇宙海賊。
それぞれの立場をしっかり演じようとしているが、
特にR藤本のベジータ設定がおかしくなる感じが、たまらない。
そして途中、あまりにもクイズが難しく、
ベジータが、クリリンとカカロットにスカウター(スマホ)で連絡をする「テレフォン」が使われるのだ。
途中、少々中だるみするところもあるが、ドラゴンボールファンであれば、楽しんでいただけること、間違いなしの一押し動画だ。
youtu.be
7分過ぎからのクイズでは、
「地球にコールド大王とフリーザが攻めてきた時、ベジータさんは私服を着ていました。その私服の背中に書かれていた英語は?」
という、かなりの難問が出題されるのだが、
ベジータは、
「これは、なめるな。」
の強気のコメントと共に、正解「BADMAN」を即答した。
このタイミングで動画を一時停止し、
うちにある漫画本を確かめた見たが、「BADMAN」がしっかり見えるコマは2コマか3コマだった。
まじですごいぜ、ベジータ。。。
印象的なシーンとは言え、そのときに着ていた自分の服を覚えているなんて。。。
~~~~
おそらく、同日に合わせて撮影したであろう、
R藤本とゴー☆ジャスの動画があるのだが。
ゴー☆ジャスのこれまでの人生を、本設定(宇宙海賊設定)ではなく、人間としてのこれまでを語っているという。
「宇宙海賊」という設定は全くなくなっており、
人間「ゴー☆ジャス(47歳)」を見れる、ぐだぐたな動画ではあるものの、
(ベジータは、一応、終始ベジータ設定を守っているように見える)
お時間が許し、とてつもなく気になるくらいな場合は、見ていただければと思う。
youtu.be
ということで、こんな感じで、ささやかな笑いをお茶の間に届けている、
人々に笑いを届けるために、必死に過酷な道を歩んできた方がいらっしゃることに、
敬意を表し、感謝し、
今日もビール片手に、ドラゴンボール芸人の動画を、璃子と一緒に楽しみたいと思う。