自分が大学に入学できたのは、すべて両親のおかげだと思っている。
厳しかった父。
優しかった母。
その絶妙なアンバランスの中、見つけ出せた細い糸を辿って。
厳しかった父のことは、過去のエントリーを。
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自分自身のキャンパスライフ、
同じ大学の同級生たちの、箱根駅伝、6大学野球、大学ラグビー。
広末涼子。
笑っていいとも。
など大学に所属していることだけで得られる満足感は大きかったし、
大学生活は、超絶に楽しかったものの、
自分が大学に通ったことを、大学院まで卒業したことを、今までの人生で有効活用できていたのか。
自分が「真に入りたい」大学に入ったのか。
あのときの自分は、やれることを、やるべきことを、やりきれたのか。
「当時、数学と物理が得意で、社会と国語と英語が苦手だった」というだけで、学部を選んでしまったよね?
「なんとなくカッコいいから」というだけで、大学を選んでしまったよね?
という疑問は、常に心のどこかに澱んでいる。
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長女の桜子は、中学2年生。
自分の経験上、中学の3年間と高校の3年間は、まさに、
「光陰矢の如し」
で。
未来に対する目的意識なしに過ごすと、この6年間は、ビール350ml缶を飲みきるよりも早く終わってしまうような感覚すらある。
少しでも桜子が、未来に対する目的意識を持ってくれたら。
そう考えて、取り寄せてみた。
中学2年生には、内容は、
「ちょっと難しい。」
と。
でも、何かしらのイメージは掴めると思う。
少なくとも、
「大学案内には、どんなことが書かれているか。」
は理解できたようだ。
こんな小さなことからかもしれないけど、何かしらの未来に対する目的意識が作られるのであれば、親としてはありがたい。
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「良い文章はどんなものなのか」
「良い走り方はどんなものなのか」
「良いマナーはどんなものなのか」
「良い仕事の仕方はどんなものなのか」
「良い人生はどんな生き方なのか」
様々なものにノウハウ本やマニュアルやステレオタイプが存在する。
でも、いまだに自分は、いわゆる「良い大学」に行くことが、幸せな人生に繋がるのかどうかは、分からない。
何を幸せと感じるかは、人それぞれだから。
いや、幸せに対する価値観だけじゃなく、すべてに対する考え方は、人間の数だけ存在する。
娘たちには、そんな自分の考えも伝えたうえで、今後にぶち当たる選択肢の参考になる情報を、できる限り与えておきたいと思う。
とか言いながらも、自分の娘が、取り寄せた大学案内の大学に入れたら。
そりゃ、もう、全力で飛び跳ねて家の屋根をぶち壊しちゃうくらいに嬉しいっすよね。
少しずつ、前へ。
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