3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

怪我のリスクを測れる「FMS(Functional Movement Screen)」。あのBS日テレ「サブ4!!」にも出てきたぞ。

毎週木曜日は、BS日テレ「サブ4!!シーズン2」が放送されている。

女性3名が約半年間の練習で、フルマラソンで4時間切りを目標に頑張っている姿を見れる番組だ。
www.all-out-running.com


惜しくもサブ4を達成できなかったシーズン1と比較すると、練習内容やアップの内容が、より詳細に描かれており、結構勉強になる。

で、放送の中で気になったキーワード。


「FMS」

「Functional Movement Screen test」の略だと紹介されていた。


文献では「Functional Movement Screen」との記載がほとんどだった。


FMSは、身体の可動域や運動性を調べられるテストで、

全7種目、各3点満点の合計21点満点で評価される。



こちらの論文によると、プロサッカー選手で評価した場合、テスト結果が「14点以下」の場合は、怪我のリスクが高くなるとの記載があった。
"Can Serious Injury in Professional Football be Predicted by a Preseason Functional Movement Screen?"


日本語訳では、
「シーズン前のFMSで、プロサッカー選手の深刻な怪我は予期できるのか?」
だ。

他の文献でも、おおむね「14点以下」は、怪我のリスクが高いとの記載が多かった。


FMS(Functional Movement Screen)とは

FMSとは、7種目の動きのテストで、各3点満点、合計21点満点で評価されるテストだ。

7種類の種目は、以下の通り。

1.Deep Squat
2.Hurdle Step
3.In-line Lunge
4.Shoulder Mobility
5.Active Straight-leg Raise
6.Trunk Stability Push-up
7.Rotary Stability

1.Deep Squat

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棒を持ち、腕を上げて、深いスクワットをする。

棒がない場合は、バスタオルなどで代用しても良い。

フォームの美しさで評価される。

2.Hurdle Step

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図のように棒を肩にかけて持ち、膝の高さのバーを片足でまたぐ。

棒は、バスタオルなどで代用しても良い。

バーがない場合(普通は持ってないよね)は、エアーで行っても良いと思う。

フォームの美しさで評価される。

3.In-line Lunge

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図のように背中に棒を持ち、線上に立ち、しゃがむ。

棒がない場合は、同様の位置に両腕を固定すれば良い。

左足と右足をまっすぐにする。

フォームの美しさで評価される。

4.Shoulder Mobility

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いっせいのせっ!で、図のように右手と左手を背中で合わせる。

右手と左手の幅が、手のひらの長さよりも短ければ3点。


なお、以下の図のように腕を肩に回して、上下に動作させた際に、痛みがある場合は「0」点となる。
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5.Active Straight-leg Raise

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仰向けに寝そべった状態から、右足、左足をそれぞれ真っすぐ90度上げる。

上げられた角度やフォームの美しさで評価される。


6.Trunk Stability Push-up

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うつぶせに寝そべっている状態から、体幹を使って真っすぐ状態を図のように持ち上げる。

フォームの美しさで評価される。


なお、以下の図のようなポーズを取った際に、痛みがある場合は、「0」点になる。
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7.Rotary Stability

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図のように、左手と左足を地面につき、右手と右足をピーンと真っすぐ持ち上げて、右ひじと右ひざをくっつける。

左右、両方ともやる。

フォームの美しさで評価される。


なお、以下の図のようなポーズを取った際に、痛みがある場合は、「0」点になる。
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以上の7つの動作が、FMSの動きだ。

こちらのYoutube、アメリカ人のスポーティな美女の説明で、動きが確認できるので、ご興味のある方は見て頂きたい。
www.youtube.com


FMSのクライテリア(点数の付け方)

FMSの各種目の点数の付け方は、正確には専門家に見てもらう必要がありそうだ。

でも、そんな専門家は、なかなか周りにいないと思う。


なので、

すごくできた!! →3点

まぁまぁできた  →2点

とりあえずできた →1点

全然できなかった →0点

くらいの感じで点数を付けてみても、とりあえずは良いかと思う。


各種目のクライテリアについては、以下の資料が図もついていて分かりやすい。
"FMS Scoring Criteria"


実際にやってみた

7種目のうち、全くお話にならなかった種目は、

「Shoulder Mobility」

左右差が激しすぎる。

元四十肩で、今でも痛みがあるため、Shoulder Mobilityは「0」点だった。


あとは、「Rotary Stability」は、少々ふらついた。


それ以外は、おおむねできたかな。


ということで、14点は超えていそうだ。



去年からしっかり走り始めて、これまで大きな怪我はない。

足底筋膜炎は、未だに少し痛むが、練習の強度を変えるほどのことはない。


たぶん、FMSの動作に見られるような動きに関する体幹トレーニング、およびヨガを継続しているから、大きな怪我がなくランニングに取り組めているのだと思う。

ちなみにブログには書いていないが、スクワットもやっている。


で、少し上手になってきた、ヨガの「戦士のポーズI」。


これからもしっかり体幹トレーニングとヨガを継続して、怪我をしにくい体作りをしていきたいと思う。



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