自分には、いくつかの走り慣れた、いわゆる「マイコース」っていうのがある。
走りなれたコースを走ると、その日の自分の状態を確認できる。
今日は調子が良いのか、悪いのか。
前と比べて、速くなっているのか、そんなに変わっていないのか。
今日の自分は、いつもと変りなく過ごせているのか。
など。
そんないくつかあるマイコースの中の一つに、1.1km坂あり周回コースがあって。
そのコースで、一緒に走ろうとお誘いをいただいた。
*****
朝7時半に消防署前集合。
7時半時点で、すでに猛暑。
ほぼ日陰なしの周回コース。
自宅から1kmほど走り、周回コースを1周ほど走っていると、コースの向こうからやってきた。
お互い手を振り、久しぶりのリアルでの再会。
自然と笑顔が出てしまう。
「すいませんね。こんなに朝早くお呼び立てしてしまって。」
久しぶりの第一声から、人間性の良さを垣間見て、気持ちが温かくなる。
実に5か月ぶりだ。
リアルにランナーさんの友達と会うのは、5か月ぶり。
この間、オンラインでは何度もお会いしていたけども、やっぱりリアルにお会いすると、それはまた、まったくの別物で。
オンラインではなかなかタイミングがつかめず、もっと色々話したかった想いが、かなったような感じだった。
キロ6からキロ7くらいで4kmほど一緒に走って。
「次の自動販売機のところで飲み物買いましょう」と。
ドクターペッパーを飲むそのお方と、桃のジュースを飲む俺。
歩道の縁石に腰掛けると、汗がしたたり落ちる。
しばらくすると、おもむろにリュックから、袋に入った何かを取り出す、そのお方。
「これ、全力さんにと思って。」
「え?まじっすか?」
一緒に走って、おしゃべりできれば、と思っていたのに、なんだかお土産をいただいてしまった。
そう言えば、3月に餞別の気持ちとして「トイレットペーパー」をお渡ししたのだが、そのお返しとして渡そうと思ってくださっていたようだ。
どう考えても、トイレットペーパーよりもずっと気持ちがこもっている。
ちょっと申し訳なさと、すごい感謝の気持ち。
その後、1kmほどまた一緒に走って、リアル飲み会のお約束をさせていただいて、この日はバイバイした。
一つは、娘さんたちに。
もう一つは、全力さんに。
といただいたお土産。
「まぁ、飲めなくはないっすよ。」
とおっしゃっていた、琉球ハブボールは、シークワーサー味がしっかり利いていて、すごく飲みやすくておいしかった。
紅いもタルトは、家に着いたとたんに、娘たちに食べられてしまった。
昼飯を食べながら、奥さんにこの日の朝の話をずっとしていた。
「ほんとに、ぬまっちさんのこと好きなんだね。笑」
そう言われた。
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