3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

璃子が初の5kmラン。

朝、シャワーを浴びて、ドライヤーで髪の毛を乾かし、少し髪型を変えてみた。


ちょっとオシャレな髪型にしてみたい気分だったのだ。


普段は、真ん中分け。

ナチュラルな七三分けにセットして、リビングに戻る。


「どう?ちょっと髪型変えてみたんだけど。」


リビングで朝ご飯を食べている子どもたちに聞いてみる。


まっさきに桜子が反応した。

「え?なんか、すごい禿げているのが目立つよ。」


。。。



桜子の容赦ないツッコミに、打ちひしがれた日の夕方のことだ。


在宅勤務を終えて、歌いながらリビングに降りる。


「走ります~♪走ります~♪本日走ります~♪」


走る士気を高めるために、最近は、走る前に「作詞作曲:横浜の全力中年」のこの歌を歌うことにしている。


すると、三女の璃子が反応する。

「璃子も走る!」


桜子も楓子もさして走ることに興味を持ってくれないけれど、璃子だけは、ものすごく興味を持ってくれている。



この日は、えらい風が強い。


璃子と一緒に3kmくらい走ってから、1人で5kmくらい走ろうかな。

なんて考えながら、璃子と走り始める。


しばらく走って、璃子に聞いてみる。

「今日はどのくらい走りたい?」


 「ん~。5キロ!」


「え?まじ?璃子、そんなに走ったことないじゃん。」


 「でも、今日は走れる気がするんだ。」


ということで、これまで最長で3.5kmくらいしか走ったことがなかった璃子と5kmを目指して走ることになった。


しかし、まじで風が強い。

璃子の風よけになるように意識しながら走る。


4km手前あたりから、璃子がキツそうになってくる。

「大丈夫?」

 「ちょっと疲れたけど、大丈夫。」


「ここからすごいキツい上り坂だよ。」

 「うん。」


かなりの勾配の上り坂。


その坂も、なんとか足を止めることなく、無事に5km達成。
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「璃子、やったな!すごいよ!」


「家に入ったら、みんなに自慢しないとな。」


 「うん!」




家に入ると、奥さんと桜子と楓子が声を揃えて聞いてきた。


「今日は何キロ走ったの?」


璃子は、元気にこたえる。


「5キロだよ!」


 「え?すごくない?」


そんな感じで、璃子はすごく嬉しそうだった。



そして、桜子が言う。


「パパ、なんかすごい髪型になっているよ。」


どうやら、強い風によって、髪がボサボサになっていたようだ。


そして、

「パパ、禿げが目立っているよ。」




本日2回目の容赦のないツッコミ。


俺は、どうやら禿てきたらしいぞ。




さてと。
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