毎週土曜日の恒例行事。
「キクチヒロシオンライン」
キクチヒロシさんが主催者となり、キクチさんの仕切りで進行するオンライン飲み会のことだ。
この日も、いつものように20時開始。
この日は、トマトジュースを片手に、参戦させて頂くことにした。
ログインすると、そこには、初めましての女性がお2人いらっしゃった。
お1人目の女性は、
黒縁のメガネをかけていらっしゃった。
「画面が固まっているのか?」
と感じてしまうほど、微動だにしない。
背景にある、台湾で購入したと言う赤い雑物と、完全に同化している。
聞くところによると、
「この前、20日ぶりに家の外に出たんだけどね。。。」
と。
どうやら、エネルギーの消費を最小限に抑える術を獲得されているようだ。
「あ、最近の運動は、『踏み台昇降』くらいはしているかな。」
と。
お綺麗な雰囲気の中に、「できる女」のオーラを感じたその方は、
ユキねえさんだ。
お2人目の女性は、
真っ白な壁には、高級そうな絵画が飾られており、なかば美術館のようなお部屋。
真っ白なお肌に、ショートカットで、ブラックのシャツ。
「アナウンサーなのか?」
と思ってしまうほどの出で立ちで、登場から度肝を抜いて下さった、
マルコリーニさん(通称:マルさん)だ。
マルさんは、
「なんかさぁ、走っていた頃って、『毎日走らなきゃ』みたいな感じあったじゃない。」
「その何?『ランナー気質』っていうの?あれが抜けるのに、1年くらいかかって、相当苦労したわよ。」
と、おっしゃっていた。
「ランナー気質」
あ、それ、今の俺っす。
そう、思いながらも言葉を飲み込み、お2人の放つ強烈な存在感に、トマトジュースのみでは戦えないと思い、500ml缶の一番搾りを取りに、席を立った。
*****
金曜日。
この日は、朝からワクワクが止まらなかった。
久々に家族で旅行をするからだ。
お昼までで仕事を切り上げて、旅行の準備をする。
ただ、
「走るならば、今しかない」
と思い、仕事が終わるとともに、昼飯を食べずに走り出した。
強烈な日差しの下、100円で買える自動販売機を探しながら彷徨うという、瀕死のジョグ。
しっかり、いつもの16kmコースを走り切ってから、一路、熱海へ。
この日は、手土産に持って行った獺祭とビールで、両親と夜遅くまで飲み明かし。
思い出話をしたり、両親の想いを聞いて、涙してしまったり。
久々の両親との再会と、「旅行」という非日常を存分に楽しめた。
翌朝、土曜日。
5時にかけたアラームに、酒でこわばった体が拒絶しながらも、なんとか起きて、ジョグのコスチュームに着替える。
二日酔いながらも、
「熱海に来たことの爪痕を残すため」
に走りに行った。
熱海親水公園。
去年だったか、一昨年だったか。
ここに来たことを思い出し、
「あれから、ずいぶんと時間がたったな。」
なんて思いながら、久々の遠出に、何か感慨深くなって、汗と共に涙を流しながら走った。
家族水入らずで、熱海を楽しみ、美味しいそばを食べて、
そして、帰路に着いた。
あまりに疲れており、運転中も大きなあくびをしながら、16時頃に自宅へ帰還。
「このまま眠りたい」
と思い、ビールを飲み始めた。
だが、今月の俺、400kmを越えるには、毎日16km走らなければいけない。
今日は、7.5km。
9km足りないのだ。
ビールを飲みながら、なんだかソワソワし始めてしまい、ランパンとランTに着替えながら、ビールを飲み干した。
で、しばらく休んでから、結局走りに出てしまったのだ。
9kmでもいいのに、いつもの16kmを走ると言う。
ゆっくりでいいのに、途中、ちょっとスピードアップしてみたりして、旅行の疲れに、さらに疲れを上塗りするジョグ。
おかげで、せっかくの「キクチヒロシオンライン」を、早々に退室せざるを得ない状況になってしまった。
週に1回の、俺の心のオアシス。
それが、キクチヒロシオンライン。
洗濯物が干してある部屋から参加して下さったお久しぶりの、ムネコフさんwith息子さん。
初めましてのアナウンサー、マルコリーニさん@美術館。
台湾が大好きなメガネを外すと美人さんな、ユキねえさん@悟りの境地。
お誕生日の日に、フルマラソンを走っていてお疲れだった、いっちさん。
ゴルフコンペで120叩いた後に、しっかり走った、ランナー気質の、ガンプさん。
たぶん、奥さんとオンラインラブラブした後に参加されていたであろう、ぬまっちさん。
お仕事を終えてから、夜中2時頃までガンガンだったであろう、そらさん。
月間200kmを越えて、「ぬーん」なしで走っている、Theランナーのキクチ。
昨日も、楽しく、幸せなひと時を過ごせたな。
さてと。
「ランナー気質」を持っているならば、この激しい雨の中でも、走りに行くんだろうな。
「ランナー気質」って、ある意味、「変な人」だな。
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