池井戸潤原作の「七つの会議」。
その映画を、Amazon Primeで観てみた。
池井戸潤の書籍は、ほぼすべて読んでいて。
銀行がらみの内容が多いけど、それでも、働く人の葛藤も気持ちよさも、すべて如実に描写されていて。
読んでいて、考えさせられるし、気持ちが良い。
*****
自分は、いわゆるサラリーマンなんだけど。
仕事を続けていると、方針決定に際して、
「これはお客様のことを考えたら、絶対におかしいよ。」
って強く感じる場面があったりもする。
でも、そんな自分が共感できない考えを、
「~~べきだと思います。」
とか説明してくる人が多くて。
「すべき = Should」で、
「Should」は、きつい言い方だから、英語では使わない方が良いよって、
習わなかったのかな?
って思ったりしている。
もしかしたら、そんな人の考えを理解できない自分がバカなのかもしれない。
あと、
「この人、ズルいなぁ」
とか、感じる人がいて。
でも、それぞれの人の立場や環境が、そう発言させているのかもしれない、って思ったりもする。
前に上司だった方が、
「研究所出身の人は、真面目な人が多い。ビジネス部出身の人は、ズルい人が多い。〇〇君は、騙されないように気を付けた方が良いよ。」
とアドバイスをくれたりしたことがあって。
「七つの会議」を観て、
そんな、今までのことが走馬灯のように流れていった。
仕事ではない場面でも、
自分のことしか考えていない人、
っていうのはいると感じていて。
自分自身もそうなっていることがあるんだろうけど、
母方のおばあちゃんが言っていた、
「人のために生きなさい。そうし続けられたら、絶対に誰かが見ていてくれて、あなたはきっと幸せになれるから。」
という言葉を、ずっと信じ続けて、今の自分がある。
ある人のために生きていると思っていて。
その人に裏切られた時の、その気持ちを、想像したことはあるだろうか。
だから、今の自分は、
誰のために生きるか
っていうのを、すごく必死に考えていて。
自分のことを必要としてくれている人のために生きるし、
自分が必要と感じている人のために生きたいと思う。
もちろん、自分のためにも生きる。
*****
映画「七つの会議」に、そこまでのメッセージが込められているかは分からないが、
奥さんが、酔っぱらってしまった自分の代わりに、次女の塾のお迎えに行っている間に観た俺は、
そんなことまで考えてしまって。
池井戸潤って、本当にすごいな。
って、感じたしだいです。
だから、池井戸潤の作品は、ぜひ、多くの方に読んで頂きたいと思うし、観て頂きたいと思う。
何かの映画を観た時に感じることは、人それぞれだ。
でも、そこで共感を得られる人と一緒に過ごしていきたいなぁと、思った。
で、アニメ映画の「聲の形」を何度も家族で一緒に観て過ごしている夏休み。
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