大学入試が終わり、無事に大学に合格した18歳の頃。
無心に勉強した高校三年生の頃の反動が、そうさせたのかも知れない。
大学に合格できたことに浮足立ち、いわゆる、
「大学デビュー」
をキメてやろうと、俺は必死だった。
毎晩のように合コン。
そして、カラオケ。
そこからの、、、
そして、いつしか俺は、
「機械工学科随一の種馬」
の名を欲しいままにした。
まぁ、これは作り話だ。
「種馬」と呼ばれるほどではなかったが、人並みに合コンに参加させてもらったり、カラオケに行っては、オールをして、翌日の授業中に睡眠を取ったりしていた。
俺の女性経験はたぶん少ない方だ。
だが、若い頃は、ものすごい性欲だった。
みんなそうだったと思うんだけど、俺も月並みに、ものすごい性欲だったと思う。
彼女と手を繋いだだけで、既に股間がはち切れんばかりだった。
彼女と一緒に、スーパーに食材の買い物に行ったとき、
「幸せ過ぎる。。。」
としみじみ感じながら、股間は熱くなり、はち切れんばかりだった。
スーパーから出てもなお、はち切れんばかりだった俺のズボンを隠すべく、スーパーの食材が入ったビニル袋で、熱い股間を隠したりしていた。
でも、今はどうだろうか。
齢41になり、結婚して15年が経ち、しっかり走り始めて2年ほど経ち、
俺の股間は、熱くなることを忘れた。
まさに、無の境地。
ギラギラしていたあの頃。
ギンギンだったあの頃。
あの頃の俺は、どこに行ってしまったのだろう。
そんなことをふと思う。
「俺の性欲は、一体どこに行っちまったんだろう。」
そんな疑問に対して、ウェブ調査を実施した論文がある。
"Endurance Exercise Training and Male Sexual Libido"
和訳すると、
「長距離の運動と男性の性欲について」
だ。
2017年に発表された論文で、ランニングを実施している1077名の「性欲」についてのウェブ調査をまとめた内容だ。
こちらのウェブ調査で導き出された結論は、以下の3つだ。
・長年走っている男性ランナーは、性欲が少ない
・強い強度の練習をしている男性ランナーは、性欲が少ない
・高齢のランナーは、性欲が少ない
性欲があるかないかは、主観的な尺度によるアンケートだ。
論文内では、
・走っているトータルの時間
・走りの強度
・年齢
を、それぞれ、「低い（短い）」「中くらい」「高い（長い）」の3段階に分類して、それぞれのグループの性欲を比較している。
走っているトータルの時間と性欲
走っているトータルの時間が長いランナーは、性欲が少ない。
長いランナーは、短いランナーの性欲の「1／4」の性欲しかないようだ。
中くらいのランナーと比べると、「1／2.5」の性欲しかないようだ。
走っているトータルの時間が長ければながいほど、性欲が少なくなるという結果。
走りの強度と性欲
走りの強度が高いランナーは、性欲が少ない。
強度が高いランナーは、強度が低いランナーの性欲の「1／6.9」の性欲しかないようだ。
中くらいのランナーと比べると、「1／2.8」の性欲しかないようだ。
強度の高い練習をしているほど、性欲が少なくなるという結果。
年齢と性欲
年齢が高いランナーの方が、性欲が少ない。
56歳以上のランナーは、40歳以下のグループ、41歳から55歳のグループと比較して、性欲が「1／1.9」しかないようだ。
年齢を重ねるにつれ、性欲が減退するという結果。
まとめ
1077人の男性ランナーのウェブ調査によると、
長い時間走っていることにより、
強度の高い練習をすることにより、
年齢を重ねることにより、
性欲は減退するという結果だった。
細かい考察があるものの、意訳すると、
「走ることにより、体力の回復が必要で、疲れており、女性といちゃつくことがおっくうになる」
ということのようだ。
なるほど。
確かに、とし姉さんをはじめとして、走ることにより、去勢してしまった男性は多く存在しそうだ。
若かりし頃のギンギンだった俺のイチモツ。
今は、お小水の出口としての単なる穴でしかない、俺のイチモツ。
走ることにより、煩悩は浄化され、無の境地に達してしまうのかもしれない。
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Choeiさんからのリクエストを頂き、調べてみて、書いてみた、本エントリー。
choei.hatenablog.com
調べてみると、「ランニングと性」について、興味深い論文を多く発見したので、シリーズ化して、もう少し続けてみたいと思う。
故障者リスト入りした俺は、走っていないので、結構時間があるのだ。笑
もしかしたら、減退した性欲が、復活するかもしれない。笑
くそう。
性欲が減退してもいいから、俺は思いっきり走りたいよ。
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