マラソンを走るにあたって、タイムの向上を狙うには、ライバルの存在は大事だと思う。
俺には、ライバルと思っている人がいる。
アメリカ人もどきの「トマスさん」だ。
俺がブログを始めた頃、アメリカはテキサスに住んでおり、トマスさんは、やたらと俺のことをライバル視してきた。
一時帰国した際は、よこはま月例を一緒に走ったり、練習会をやったり。
2019年4月からは、日本に帰国している。
ライバルとは言うものの、5000m、5km、10km、ハーフ、フルマラソン。
そのすべてのタイムで、トマスさんは俺よりも速い。
■5000m
トマス 18:40.95(2019/6)
全力 20:02.66(2019/1)
■5km、10km
正確なタイムは不明だが、俺はトマスさんによこはま月例マラソン5km、10kmともに
一度も勝利したことがない。
■ハーフ
トマス 練習で90分カットを達成(2019/10)
全力 1時間33分45秒(2018/12)
■フルマラソン
トマス 3時間14分22秒(2019/12)
全力 3時間23分44秒(2019/12)
ここでは、そんな俺のライバル(と言っていいのか不安になるほど走力に差があるが)のトマスさんを全力でご紹介したいと思う。
俺の永遠のライバル、その名も「トマス」
トマス概要
運営ブログ:Texasの空の下
ハンドルネーム: Thomas(トマス)
年齢:1982年くらい生まれ
推定身長:178cm
推定体重:66kg
2019年4月から、神奈川県は川崎市に住んでいる。
誰もが知っている超一流企業に勤め、経営に関連する仕事をしている。
アメリカナイズされた綺麗な奥様と、2人の可愛い男の子との4人家族だ。
トマスさんを一言で表現すると、
「スマートなイケメン」
だ。
マラソンブログの関係で仲の良い方とは、仕事の話はほとんどしない。
でも、トマスさんとは、仕事の話もする。
企業戦士という感じがして、将来有望な感じだ。
飲み会は好きそうだが、自ら面白いことを言うタイプではない。
突っ込みタイプ。
それも、まじめな突っ込みタイプだ。
Funnyではなく、Interestingという感じだろうか。
そんなトマスさんは、ランに対しても非常にまじめだ。
ランニングに対しての姿勢は、
「自分の立てた目標に対して、自分を律して、真摯に取り組んでいる」
という印象だ。
トマスのラン
トマスさんの初マラソンは、2018年4月、アメリカで走ったものだ。
トマスさんとの大会での直接対決は、2019年2月の青梅マラソン30km。
以降、水戸黄門漫遊マラソン、先日の湘南国際マラソンと2本のフルマラソンを一緒に走っている。
■2018年4月
Irving Marathon2018
3時間51分10秒
■2018年9月
Sa Riber Side Marathon Half2018
1時間35分55秒
■2018年10月
M2M Marathon2018
4時間01分41秒
■2019年2月
青梅マラソン(30km)
2時間35分14秒
※全力中年:2時間28分30秒
===
2019年3月25日にトマスさんによる
「サブ3宣言」が行われる
texas-sky.hatenablog.com
以降、4月から月間300kmを超える気合いの走りをみせる。
===
■2019年6月
OTT5000m
18:40.95
※全力中年:20:02.66(2019/1)
■2019年10月
水戸黄門漫遊マラソン2019
3時間17分03秒
※全力中年:3時間29分09秒
■2019年12月
湘南国際マラソン2019
3時間14分22秒
※全力中年:3時間23分44秒
2019年2月の青梅マラソンで、スタートから一緒に走り、トマスさんより7分弱先着できた。
その後、俺が全力サブ3宣言。
www.all-out-running.com
それを追うように、トマスさんがサブ3宣言。
以降、トマスさんは、月間300kmを超える気合いの走りをみせる。
6月のOTT5000mで、迫真の走りをみせて、
18分40秒。
俺は、大きく水をあけられた。
その後、トマスさんは仕事の忙しさや風邪や腰痛などに悩まされながらも、
水戸、湘南と連続PB更新した。
現在、サブ3が手に届きそうな、登り龍的存在だ。
サブ3に充分なスピードを持っているが、スタミナに課題がありそうだ。
レース前とレース後のトマスと俺の心境
トマスさんが日本で走ったレース、
青梅
水戸
湘南
と、すべてのレースで、スタート前は一緒に整列し、ゴール後は打ち上げをしている。
まず水戸。
水戸は、カナ先生、トマスさん、俺の3人が同じブロックで、スタートを待っていた。
カナ先生とトマスさんは、ものすごく緊張している様子だ。
カ:「ちゃんと走れるかなぁ。ねぇどうしようどうしよう。」
ト:「315はしないといけない。後半脚がもつかすごく心配です。あぁ、大丈夫ですかね?」
おいおいおいおい。
俺は、アキレス腱の故障明けで、あまり思うように走れていなかった。
「全然練習できていない俺の方が、完走できるかどうかも不安だし、緊張しまくっているわ。」
とか言いたかった。
俺も緊張している気持ちを表現したかったが、ぐっと我慢した。
全:「大丈夫大丈夫。ただ走るだけっすよ。2人ともあれだけ練習していたから、全く心配ないですよ。」
と。
結果、カナ先生もベスト更新、トマスさんもベスト更新。
俺は、ベストから5分ほどビハインドで、ギリギリサブ3.5。
トマス 3時間17分03秒
全力 3時間29分09秒
ゴール後、品川にて、カナ先生、トマスさん、全力の3人でプチ打ち上げ。
ト:「全然速くなれないのはなんでですかね?」
ト:「全力さんは長い距離が得意なんですよ。」
なぜか、トマスさんはベスト更新しながらも、ものすごく落ち込んでいた。
いやまて。
どっちかって言ったら、アキレス腱故障があって、ギリギリサブ3.5だった俺が落ち込みたかったところだぞ。
なんか良く分からんうちに、俺がマウンティング取ったり、トマスさんを励ます流れになっていた。
そして、湘南。
スタート前の集合では、カナ先生、トマスさんとご一緒させて頂いたが、お2人とも、ものすげー緊張していた。
ト:「調子が悪くて全然走れていなくて、今日は完走が目標ですよ。」
カナ先生に至っては、緊張のあまり、口から言葉が出てこなかった。
おいおいおいおいおい。
俺は、右ひざ痛を抱えながら、DNFしてしまうかもしれない状況の中、必死の思いでスタートラインに立っているんだぞ。
だが、ぐっと我慢して、
全:「ほら!大丈夫ですって。頑張って!!」
と。
結果、カナ先生は340達成&ベスト更新、トマスさんも3分ほどベスト更新。
俺は、なんとか1年ぶりの23秒だけベスト更新。
トマス 3時間14分22秒
全力 3時間23分44秒
ゴール後、トマスさんと一緒に着替え、牛串食べながらのプチ打ち上げ。
ト:「ベスト更新ですが、やっと315。まだまだ全然ですよ。」
ト:「練習あるのみです。」
ト:「全力さんは、右膝の故障なのにベスト更新なんて、なんかもってますよね。」
おいおいおいおいおいおい!!!
もっと喜ぼうぜ!!
俺、たった23秒だったけど、ベスト更新できて、めちゃくちゃ嬉しかったぞっ!!
なんか、喜ぶのが申し訳なくて、喜ぶの我慢しちゃったじゃないか。
最後に
トマスさんは、自分に非常に厳しい。
水戸を走る前、
と言っていた。
趣味のランに「義務」はないはずだ。
それは、ランだけではない。
仕事も、その他のことも。
何事に対しても、成長することに対してどん欲で、目標設定と、目標達成に向けたプロセスに妥協がない。
仕事、プライベートの忙しさから、無理やり走る時間を捻出し、
体調を崩すことも多い。
厳しい環境に身を置き続け、その中で成長し続けられる者は、あらゆる分野で成功者となり得るのだろう。
トマスさんは、その成功者になり得る気がする。
でも、トマスよ。
たまには、休憩しようぜ。
そして、過去の自分よりも成長できたのであれば、それをしっかり喜ぼうぜ。
12月は、楽しいイベントが目白押しじゃないか。
そこで、まだウジウジ言ってたら、お尻ぺんぺんするからなっ!!
(俺もな。)
んで、1月からまた本気出すぞ。
で、2人とも万全の状態で、静岡を迎えよう。
静岡で、さぁ勝負だ。
「普通に、全力さんが負けるでしょ」
って大半の人が思っただろう。
俺も、負けるだろうなって思ってしまっている。
でも、勝利するための努力はする所存だ。
満面の笑みのカナ先生。
ちょっと嫌そうなカナ先生。
トマスは、永遠のライバルだ。
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